株式会社熊本蛋白ミール公社

レンダリングについてRendering

命を大切にする産業「レンダリング」とは

畜産業や食肉加工業を支える大切な仕事です。

「レンダリング」(Rendering)はアメリカの食品加工業からきた言葉です。Renderとは脂肪を溶かして精製して油脂にするという意味で、レンダリングはそういったことを行う事業のことをいいます。レンダリングでは、牛、豚、鶏などの食品加工で食用となる肉類を除いた後に発生する、直接食用できない脂肪は、熱を加えて溶かして精製し、牛脂やラードなどの食用油脂や石けんなどの原料に再生します。油脂を絞った残りは「肉粉」といわれ、ペットフードなどの原料となります。また、食用加工で生まれる骨や内蔵などの不可食部分も、レンダリングにより油脂と固形分(蛋白とカルシウム)に生まれ変わります。この油脂は石けんなどの工業用原料と家畜の飼料に利用され、固形分は肥料や飼料になります。レンダリングは畜産副産物を私たちの生活に必要な製品に再生するという、循環型社会の形成には欠くことができない、大切な役割を担っています。

レンダリング事業を通じ、命を大切につなぎ、都市型地域循環型社会の構築を目指します。

食肉を生産する上で、食用とならない部位(副産物)を処理する業務がレンダリング事業です。レンダリングを適切に行うことで、不可食部分が食品原料、飼料、肥料、燃料、工業原料などに再生されます。

レンダリングの図式 レンダリングと生活の関係について